2019.12.24

米国経済UPDATE:2020年に向けて先行き不透明感が後退

米国では、海外経済の減速や米中貿易摩擦、それに伴う先行き不透明感の高まりが製造業の生産・投資を抑制。しかし、非製造業を含めた経済全体では、雇用・所得環境の改善と個人消費を中心とした内需拡大の好循環が続いている。更に、年末にかけては米中協議や歳出予算、USMCAなど政治・外交面からの不透明感は一定程度後退した。

2020年に向けては、大統領選に絡めて経済・財政政策の行方に注目が集まろうが、労働需給のひっ迫によりインフレ上昇圧力が一段増す可能性や、それに応じてFRBが利上げに動く可能性にも十分注意したい。

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