11月の大統領選に向けた民主党の大統領候補選びが正式にスタート。アイオワ州の党員集会、ニューハンプシャー州の予備選挙において、これまで全国レベルの世論調査でリードを守っていたバイデン氏が失速する中、同じく中道派のブティジェッジ氏が躍進した。

しかし、急進左派のサンダース氏もブティジェッジ氏とほぼ同数の代議員数を確保し、中道派と急進左派の対立が継続。さらに、スーパーチューズデーからは中道派のブルームバーグ氏が参戦することから、民主党の候補者選びが7月の全国大会までもつれ込み、挙党体制を整えられない可能性が高まっている。こうした展開は、共和党・トランプ大統領にとっては再選への追い風である。