2020.12.08

日本経済:7~9月期2次QEは上方修正ながら、個人消費や輸出が持ち直す一方で設備投資減少という姿は変わらず

7~9月期の実質GDP2次速報値は、1次速報の前期比+5.0%(年率+21.4%)から+5.3%(年率+22.9%)へ上方修正された。ただ、基準改定による影響もあり、個人消費や輸出が持ち直し、政府消費が大幅増となった一方で、設備投資や住宅投資が減少し、回復の勢いが削がれている姿は変わらず。10~12月期は個人消費の頭打ちや設備投資の減少継続で成長率が横ばい程度まで減速、1~3月期はマイナス成長に陥る可能性も。

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チーフエコノミスト 武田 淳

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