2022.04.01

日銀短観3月調査: 景況感は悪化するも良好な水準、設備投資計画は強気を維持、人手不足は一段と強まる

3月調査の日銀短観では、原材料価格の高騰や半導体不足により製造業の企業景況感が悪化、非製造業もオミクロン株の影響により悪化した。2022年度の業績見通しは増収減益ながら、製造業では実勢より円高寄りの想定為替レートや価格転嫁の進捗による上振れ余地も。設備投資計画は、設備過剰の解消などを背景に特に製造業で強気。幅広い業種で人手不足が強まる。

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チーフエコノミスト 武田 淳

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