2025.09.29
2025年8月の主要指標は、輸出が横ばい圏での推移を保ったものの、7月に続いて内需を中心とした景気減速を示唆。消費は買い替え促進策の効果一巡により3ヵ月連続で減速。投資は不動産市場の悪化や製造業における過剰生産能力是正の動きなどを受け、前年比マイナス幅が拡大。米中関係については、第4回閣僚級協議にてTikTokの米国事業売却で合意。ただし、米国の対中半導体規制など多くの分野で対立が続いており、先行きは不透明。今後も景気減速が続く見通しだが、年前半に高成長を達成していることから、大型景気対策実施の可能性は低く、小幅な金融緩和などの調整にとどまる見込み。2025年通年の成長率は+4.7%との予想を維持。