2019.02.14

日本経済:自然災害の反動で個人消費と輸出が持ち直しプラス成長に復するも足取りは緩慢(2018 年10~12 月期GDP)

10~12月期の実質GDPは前期比+0.3%(年率+1.4%)と2四半期ぶりのプラスに転じた。自然災害の影響で落ち込んだ個人消費や輸出が持ち直し、設備投資が堅調な拡大を見せたことが主因。今後は公共投資が増加に転じ、個人消費も拡大が続く一方で、設備投資や住宅投資は早晩頭打ちし、輸出も牽引役を期待できるほどではないとみられ、日本経済は拡大こそ続くが、そのペースは緩やかなものにとどまる見通し。

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チーフエコノミスト 武田 淳

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