日本経済情報2019年2月号 日本経済改訂見通し~拡大続くも足取りは緩慢
2018年10~12月期の実質GDP成長率は、自然災害の影響で前期比マイナスとなった7~9月期からプラス成長に転じたが低い伸びにとどまり、景気の足取りは緩慢。その主因は民間在庫の落ち込みと輸出の伸び悩み。輸出は中国向けの落ち込みが顕著であり、中国内のスマートフォンや自動車の販売不振が影響した模様。今後も当面は中国向けが輸出の足を引っ張る見込み。個人消費は、年初に株価下落や暖冬などの影響によりもたついたが、消費行動に過度な委縮は見られず、所得環境の改善を背景に今後も拡大傾向を維持するとみられる。