2019.07.19

中国経済:貿易摩擦の影響が本格化し成長率が鈍化、政策頼みの 状況続く(4~6 月期GDP)

4~6 月期の実質GDP 成長率は、92 年以降最低の前年同期比+6.2%へ減速した。輸出が落ち込み、固定資産投資は減速、個人消費も伸び悩んだ。これまで景気下押しの主因だった情報関連機器の在庫調整は一巡しつつあるが、米中貿易摩擦の悪影響が本格化しつつある。今後も貿易摩擦の影響が続くため、中国経済は政策効果による下支えに期待する状況が続く見通し。

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チーフエコノミスト 武田 淳

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