2019.11.14
7~9月期の実質GDP成長率は前期比+0.1%(年率+0.2%)と概ね横ばい。個人消費は小幅減速にとどまり、設備投資や住宅投資、公共投資は増勢を維持するなど国内最終需要は底堅く推移したが、輸出減と輸入増により純輸出(外需)のマイナス寄与が続き、民間在庫投資も成長を押し下げた。個人消費は駆け込み需要をサービスの反動落ちが相殺した形となったが思いのほか底堅く、10~12月期の落ち込みは景気の腰を折るほどにはならない見込み。輸出と在庫の持ち直しも期待され、10~12月期の成長率は比較的小幅なマイナスにとどまろう。 |