2019.12.13

日銀短観12月調査:悪化する製造業と好調な非製造業の対比が鮮明に

12月調査の日銀短観では、製造業の景況感が一段と悪化する一方で、非製造業は概ね良好な状態を維持し、明暗が分かれた。こうした状況を反映し、設備投資計画も製造業で伸びが鈍化し、非製造業で高まった。例年の傾向という部分はあるが、収益見通しの裏付けもあり、今後の設備投資は非製造業での動向がカギを握っていると言えよう。

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チーフエコノミスト 武田 淳

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