2019.12.23

米中摩擦一服で持ち直すも6%割れを許容(11月主要経済指標)

米中貿易協議が一応の合意に至り、当面の不透明さは払拭されたため、中国経済は輸出の復調や設備投資の再開をきっかけに前向きの動きを取り戻そう。ただ、中央経済工作会議が示した2020年の姿は安定成長を目指しながらも減速を許容しており、中国経済は一旦持ち直したあと、構造改革を進めるため持続可能なペースを目指して再び緩やかに減速していくとみられる。

執筆者紹介

チーフエコノミスト 武田 淳

執筆者紹介ページを表示