2021.12.13

日銀短観12月調査: 非製造業中心の景気持ち直しを確認、設備投資は慎重、賃金上昇圧力は高まる見通し

12月調査の日銀短観では、製造業の企業景況感が横ばいにとどまるも、非製造業はサービス消費分野を中心に大幅に改善、全体的に景気回復の広がりを確認。2021年度の業績見通しは増収・大幅増益へ上方修正されるも、設備投資計画は設備過剰感が解消する中でも9月調査から変わらず、慎重さを残す。労働需給は不足超過幅がコロナ前の水準近くまで拡大、新卒採用計画は増加、賃金上昇圧力は高まる方向。

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チーフエコノミスト 武田 淳

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