2023.10.20

日本経済:全国消費者物価(2023年9月) 上昇率はピークアウト

9月の全国消費者物価は、燃料価格の下落を受けて電気・ガス代が値下がりしたことや、前年上昇の反動を受けて、生鮮食品を除く総合(コア)の前年同月比は+2.8%と前月の+3.1%から鈍化し、20228月以来の2%台となった。食料工業製品や衣料品などの繊維製品では、原料高の影響を受けた値上がりが続いているものの、昨年同時点と比べると値上げの幅は下回っている。今後は、価格転嫁の動きは徐々に落ち着いていく見込みであり、コアの鈍化傾向は続くとみている。来年2月に、前年同時期に電気・ガス代への補助金で価格が値下がりした反動で、コアの伸びが拡大するものの、一時的な変動であり、物価上昇率はピークアウトしたとみている。

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主任研究員 中浜 萌

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