2024.08.30
2024年7月の主要指標は総じて減速傾向。これまで好調だった輸出は伸びが鈍化。不動産低迷や大雨の影響を受け、投資も減速。小売は先月の反動で伸びを高めるも回復に至らず。中国指導部は、インフラ投資の資金源となる地方政府専項債の発行加速や、設備の更新投資・耐久消費財の買い替え策強化などによる景気下支えを図る方針も、不動産については新たな支援策を示さず。今後も、不動産市場の低迷と個人消費の弱さが景気を下押し。輸出も米国経済減速や貿易摩擦を背景に減速する見込み。2024年の成長率は前年比+4.7%と5%に届かない見通し。