2024.09.27
2024年8月の主要指標は7月に続き減速傾向を示唆。特に、消費(小売販売)は前月比マイナスと弱い。景気減速を受け、金融当局は9月24日、①追加金融緩和(預金準備率引き下げ、利下げ)、②不動産支援策(既存住宅ローン金利引き下げなど)、③株式市場支援策、で構成される政策パッケージを発表。政策支援により一段の景気悪化は避けられるとみられるものの、不動産デベロッパーの経営に対する不安が残る中、不動産市場や消費の好転は見込みにくい。2024年の成長率は5%に届かない見通し。追加財政政策による景気支援の可能性が高まる