2025.08.15
4~6月期の実質GDP成長率は前期比+0.3%(年率+1.0%)となり、1~3月期が上方修正されたこともあって結果的に5四半期連続の前期比プラス成長となった。輸出はトランプ関税にもかかわらず前期比で増加に転じ、設備投資は堅調拡大を維持、個人消費も小幅増が続いた。ただし、輸出の増加には駆け込みも含まれているとみられ、7~9月期には反動減が見込まれるほか、設備投資も計画見直しで一時停滞の可能性。それでも、個人消費が物価上昇抑制や賃金上昇で増勢を強め景気を下支えしよう。10月利上げ予想は変わらず。