2025.09.08
4~6月期の実質GDP2次速報は前期比+0.5%(年率+2.2%)へ上方修正された。5四半期連続のプラス成長を維持したのみならず、潜在成長率を上回り堅調な拡大を示した。個人消費の上方修正が目に付くが、数字の上では民間在庫投資の上方修正による寄与が大きい。個人消費を取り巻く環境は改善しつつあり、設備投資は先行指標が当面の拡大を示唆。7~9月期は、トランプ関税の影響により輸出は減少するが、個人消費や設備投資の増加が続き、実質GDP成長率は前期比横ばい程度への減速にとどまる見込み。