2026.07.28
ユーロ圏経済は減速しつつも底堅さを維持。鉱工業生産は5月に減少したものの、輸出の持ち直しを背景に、製造業には復調の兆し。個人消費も伸びは鈍化しているものの、良好な雇用環境に支えられ底堅く推移。中東情勢の悪化を受けたエネルギー価格の上昇により、インフレ率は春先に再加速したが、6月は原油価格の下落を背景に伸びが鈍化。もっとも、7月以降は中東情勢が再び緊迫化しており、エネルギー価格の高止まりによる物価上昇圧力が当面続く公算が大きい。加えて、5月末以降、欧州各地で頻発する熱波は、原子力発電所の出力低下やライン川の水位低下を通じて電力供給や物流に悪影響を及ぼし、新たなインフレ要因となる可能性。
ECBは7月会合で政策金利の据え置きを決定。ECBは引き続きインフレ上振れへの警戒姿勢を維持しており、当社は9月にも追加利上げが実施されると予想。