2026.08.05
英国景気は減速しているものの、底堅さを維持。関税政策の影響が一巡したことによる米国向け輸出の底打ちやEU・中国向け輸出の堅調さに支えられ、製造業生産は持ち直し。雇用情勢は軟調なものの、インフレ率の鈍化傾向が続いたことで個人消費も増勢を維持。もっとも、エネルギー価格上昇の波及により、インフレ率は年後半にかけて再び前年比+3%前後まで加速し、個人消費の伸びも鈍化する見込み。
BOEは7月会合で政策金利の据え置きを決定。先行きも、エネルギー価格高騰の影響を慎重に見極めつつ、当面の間政策金利を据え置くとの当社予想を維持。
政治面では、地方選の大敗を受け辞任したスターマー前首相の後任にバーナム前マンチェスター市長が就任。サッチャリズムからの転換を掲げ、減税等の生活支援策を打ち出すも、支持率は伸び悩み。また、財政拡張への懸念から英国の通貨・債券には下落圧力がかかりやすい状況。