2020.06.19

内需主導で回復の範囲を広げる中国経済(5月指標)

5月の主要経済指標は、輸出の低迷が続く中、中国経済が内需主導で順調に持ち直していることを示唆。財政支出の拡大や金融緩和を受けたインフラ関連投資や不動産投資の拡大に加え、個人消費も自動車販売にまで裾野を広げ着実に回復に向かっている。ただ、北京市で集団感染が発生するなど、コロナ感染第2波懸念は払拭できず、現時点で経済正常化ペースの加速は期待薄。

執筆者紹介

チーフエコノミスト 武田 淳

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主任研究員 趙 瑋 琳(チョウ イーリン)

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