2020.11.16
7~9月期の実質GDP成長率は前期比+5.0%(年率+21.4%)と予想コンセンサスを上回る伸び。ただ、政府消費が予想外に強かったことが主因であり、国内民間需要や輸出の回復が3割程度にとどまったことは、概ね事前に想定した範囲内。個人消費は4~6月期の落ち込みを半分程度取り戻したが、設備投資や住宅投資が減少、輸出は財が大幅増もサービスは低迷が続いた。10~12月期はサービス消費を中心に持ち直しが続くと期待されていたが、国内外のコロナ感染急拡大により、前期比横ばい程度にとどまる可能性が出てきた。