2026.06.25

英国経済:サービス業中心に景気が減速、首相辞任で政情が流動化

英国経済は、4月以降やや減速。関税政策の影響が一巡したことによる米国向け輸出の下げ止まりやEU・中国向け輸出の堅調さに支えられ、製造業生産には復調の兆し。一方、イラン情勢の悪化を受けた原油価格の高騰がコストを押し上げ、観光業や運輸を中心にサービス業の景況感が悪化。インフレ率は5月まで安定的に推移も、エネルギー価格上昇の波及により、年後半にかけて再び前年比+3%台まで加速する公算が大。インフレの再加速や雇用情勢の弱含みによって、個人消費の勢いも鈍化する見通し。
BOEは6月会合で政策金利の据え置きを決定。先行きも、エネルギー価格高騰の影響を慎重に見極めつつ、当面の間政策金利を据え置くとの当社予想を維持。
政治面では、地方選の大敗を受けスターマー首相が辞任を表明。後任にはバーナム前マンチェスター市長が有力視されているものの、与党労働党が国民の支持を回復する道筋は見えず。

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副主任研究員 高野 蒼太

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