2026.07.31
7月28~29日のFOMCでは、政策金利が予想通り据え置かれた。タカ派のFRB高官から3票の反対票(利上げ主張)が出たものの、3人からの事前のタカ派的な情報発信もあり、金融市場にとってもサプライズとはならなかった。足元のインフレ指標に加速感がなく、利上げの緊急性が薄いと判断された形である。一方、ウォーシュFRB議長が、物価目標の達成に強くコミットしていると強調しながらも、その手段に関して曖昧な発言に終始したことが市場を混乱させ、コミュニケーションには課題も残った。当社は年内の金利据え置きを中心的な予想としているが、地政学リスクやAI需要などを背景としたインフレ再燃リスク、そしてFRB内部でのタカ派姿勢の強まりによる利上げリスクは高まっていると考えられる。