2026.09.29

日本経済:原油輸入の拡大で貿易赤字が継続、中期的には黒字化へ

原油輸入金額の増加を背景に、貿易収支は赤字圏での推移が続いている。米国などからの調達増加により原油輸入数量が前年並みの水準まで回復しているほか、国際商品市況の上昇に輸送コストの上昇も加わり、原油入着価格が押し上げられている。

先行きについても、当面は原油輸入金額が高水準で推移し、2026年末にかけて赤字基調が続くことが見込まれる。ただし、中期的には、地政学リスクの後退と輸送環境の正常化を見込んでいるほか、AI関連特需を追い風に半導体製造装置や電子部品を中心に輸出が拡大することで、2027年前半には黒字化に向かうと予想する。

執筆者紹介

副主任研究員 北辻 宗幹

執筆者紹介ページを表示