2019.04.23

中国経済:下げ止まりの兆し確認も不透明感残す(1~3月GDP)

1~3月期のGDP成長率は10~12月期と同じ前年同期比+6.4%となり、減速に歯止めが掛かった。3月の経済指標では、米国向け輸出の下げ止まりや個人消費持ち直しなど景気改善の兆しを確認。ただ、製造業の設備投資や自動車販売は低迷が続いており、米中貿易摩擦も協議は進展しているが予断を許さない。当面は不透明感を払拭できない状況が続く見通し。

執筆者紹介

チーフエコノミスト 武田 淳

執筆者紹介ページを表示