2020.03.25

マイナス成長の可能性高まる中国経済(1~2月経済指標)

1~2月の主要経済指標は総じて予想を上回る悪化となり、1~3月期のGDP成長率が前年比マイナスに転じる可能性を強く示唆した。政府支出の拡大などでカバーしたとしても、せいぜいゼロ%前後が実態であろう。ただ、3月は経済正常化に向けた動きが広がっており、中国経済はコロナウイルス感染拡大を抑え込むための経済活動縮小期を脱しつつあるとみられる。

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チーフエコノミスト 武田 淳

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