2020.06.08

日本経済:1~3月期2次QEは上方修正ながら設備投資の減少基調変わらず、4~6月期は大幅マイナス成長が確実

1~3月期の実質GDP2次速報値は、1次速報の前期比▲0.9%(年率▲3.4%)から▲0.6%(年率▲2.2%)へ上方修正された。設備投資が大幅に上方修正されたことが主因。ただ、設備投資は減少傾向から脱しておらず、個人消費や輸出は4月以降、落ち込みが加速しているため、4~6月期の実質GDP成長率は前期比年率で2割程度の大幅マイナスが予想される。

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チーフエコノミスト 武田 淳

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