2022.01.24
2021年10~12月期の成長率は、堅調な輸出が内需の停滞を下支え2年前比では小幅に持ち直し。2021年通年では前年比+8.1%と「+6%以上」の目標を大きく上回るも、2年前比ではコロナ前の伸びに届かず、下押し圧力の残存を示唆。2022年の景気は、足元の感染拡大に加え、輸出の増勢鈍化や不動産投資の停滞が抑制要因となるも、景気安定重視の政策運営のもと、インフラ投資や4~6月期以降の感染対策緩和に伴う個人消費の回復により徐々に持ち直そう。2022年の成長率は前年比+5.3%と、2021年の2年前比成長率(+5.1%)をやや上回る成長を続ける見通し。