2022.02.18
1月のPMI・物価指数は、感染急拡大による内需の弱さを示唆。春節休暇中の消費も、移動自粛要請を背景に低調だった模様。春節休暇後に出そろった各地方政府の2022年成長率目標からは、中国政府が5%成長をボトムラインとみなしていることが示唆される。感染対策や不動産市況をめぐる下振れリスクを考慮すると5%以上の成長達成は容易ではなく、金融・財政政策による下支え強化が必要に。金融緩和実施後も不動産関連貸出の回復には時間がかかっており、順調に進展しているインフラ投資をけん引役に据えた政策運営がなされる見込み。