2026.04.14

日銀はスタグフレーション・リスクにどう対応するのか(伊藤忠 Economic Monitor 2026/4/14)

日銀植田総裁の慎重な挨拶文の影響もあり、市場が織り込む4月の利上げ確率は大きく低下。しかしながら、金融政策の現在地は、物価目標が達成直前であり、現在の政策金利は中立金利を大きく下回っているだけでなく、最近の中立金利の上昇だけでも、次回の利上げを正当化できる。しかも、実体経済は需給ギャップが需要超過状態にあり、むしろインフレを懸念すべき状況であり、企業の金融環境も十分に緩和的。利上げ見送りは円安加速の恐れもあり、利上げにより早期にスタグフレーションの芽を摘んでおく方が今後の景気にプラス。

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チーフエコノミスト 武田 淳

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