2019.12.26

2020年の世界経済見通し:年前半は回復も後半は再び停滞感

2019年の世界経済は、米中摩擦激化の影響などからリーマン・ショック後で最低となる前年比+3.1%まで減速した模様。特に新興国ないしは製造業での減速が目立った。2020年の世界経済は、米中摩擦が一時緩和、Brexitも合意なき離脱による混乱がひとまず回避されたため、これまで抑えられていた企業の投資など経済活動が活発化し、徐々に回復に向かおう。ただ、年後半には主要国での減速が見込まれるため、再び停滞感が出始めると予想する。

執筆者紹介

チーフエコノミスト 武田 淳

執筆者紹介ページを表示

上席主任研究員 石川 誠

執筆者紹介ページを表示