2022.09.26

中国政経情勢:下押し圧力が残り緩慢な改善の中で党大会開催

2022年8月の主要指標は、景気支援策が支えとなり内需がやや改善を示すも、感染再拡大や不動産市場の低迷による下押しがみられ、弱さが残った。輸出も米国向けを中心に増勢が鈍化。景気下押し圧力に直面し、政府はインフラ投資テコ入れや金融緩和で引き続き下支えを図る方針。10月16日から開催される第20回党大会では、習近平総書記の3期目続投決定が確実視されている。経済政策に関する長期的な方針が示され、習氏が強調してきた「共同富裕」など重要政策が反映される見込み。経済政策の新たな担い手の人事にも注目。

執筆者紹介

チーフエコノミスト 武田 淳

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主任研究員 玉井 芳野

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