2024.12.27

2025年の世界経済見通し~回復傾向続くも不確実性は高まる

2024年の世界経済は、インフレが落ち着きつつある米国が堅調拡大を維持、欧州は持ち直し。中国は景気対策によって悪化に歯止めが掛かり、日本は年初の落ち込みから年央以降は復調するなど、年後半にかけて徐々に回復。2025年も、多くの国・地域でインフレ抑制と金利低下が景気の追い風となろう。ただ、米国は金融引き締めの影響が残るうえ、トランプ次期大統領の政策によりインフレ再燃の懸念もあり、成長率は減速。中国は不動産バブル崩壊の傷が深く、かつてのような力強い回復には至らず。一方で、欧州は金融緩和により回復、日本も円安修正が物価上昇を抑え個人消費主導で回復が続こう。世界経済成長率は2024年、2025年とも前年比+3.1%を見込むが、景気は2025年にかけて回復方向。ただし、不確実性は高まる見込み。

執筆者紹介

チーフエコノミスト 武田 淳

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主席研究員 宮嵜 浩

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上席主任研究員 髙橋 尚太郎

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上席主任研究員 藤本 啓

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主任研究員 玉井 芳野

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副主任研究員 高野 蒼太

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